ベイトタックルでPEを扱うときは4本撚りが良いよって信じてた時代が僕にもありました。
ただ、今なら言えます。「ベイトシーバスにはよつあみのオッズポートだよ!」
オッズポートの特徴
YGKの商品紹介ページから抜粋
New PT(パラレルツイスト)工法とWX組工法の組み合わせが、既存をリセットするに値する全く新しいPE、モノマルチ構造のWXP1を生み出した。
ソルトウォーターという過酷なフィールドで真価をいかんなく発揮する、驚愕の耐久性と強度。
その真価は、2012年ノースキャロライナにおいて佐野ヒロム氏によって実証済。ロッドを破壊し、リールを破壊してもなお、モンスターと対峙する事を許されたライン。圧巻のパフォーマンスが、愛おしく、されど暴力的なドリームフィッシュとの出会いへの許可証となるでしょう。
http://xbraidygk.co.jp/182
確実にシーバスには不要なスペックと強度。ですが、ベイトリールキャスティングにおける宿命「バックラッシュのしにくさ/ほどきやすさ」「スレ強度の高さからの強度劣化の心配の少なさ」そして「水を吸った太いとの扱いづらさの解消」この3点においてベイトリールにおけるライン選びのファイナルアンサーが出てるなっていう印象すらあります。
なぜベイトシーバスにいいのか
バックラッシュのしにくさ/ほどきやすさ
オッズポートの特徴としては、中芯の糸とコーティングした7本分のラインをパラシュートの糸を編み付ける原理で8本撚りにしたラインでかなりハリがあるラインです。PEを使っている感覚があまりないともいえるラインです。
ハリがあるラインということはバックラッシュのしにくさとほどきやすさにつながってくると考えていまして、よつあみの糸がPEでは最高峰と言われるゆえんかと思います。
スレ強度と強度劣化の心配の少なさ
この写真は切れかけたオッズポートが袋みたいになって中芯だけが残って耐えてた様子です。
直線強度としては中の芯糸が担保しており、表面劣化の強度低下はかなり少ない。ということは、バックラッシュして糸の表面がヤレたとしても強度はかなり担保されているとも言えます。この写真が実証済みです。
水を吸いにくい?
太糸PEの宿命ではあるのですが、糸が水を吸ってしまって重くなる現象ってやり込んでいくと感じていくんですよね。それがオッズポートの製法からくるものなのか、この糸はかなり少ない気がします。
※ これ詳しい人いたら教えてほしいです
使ってきてどうだった?
リールと号数の組み合わせ
号数 | 用途 | リール |
3号 | ・一般的なビッグベイト2oz〜4ozまで ・状況次第で普通のルアーも投げる | バンタムMGL |
5号 | ・4ozクラスメインで使用 | カルカッタコンクエスト200 |
8号 | ・4oz〜10ozクラスまで | グラップラー300 |
かれこれ2年はオッズポートユーザーですが、一度も高切れやファイト時のラインブレイクを起こしたことはありません。ライントラブルとしてはゼロと言ってもいいいかもです。
もちろん、ルアーウェイトに対しての適正号数は必要です。細糸は悪だというレベルで太糸使いましょう。ぶっちゃけ細くしても釣果そこまで変わらないです。
交換頻度は
ほぼ毎日釣行する私でも3ヶ月は使えます。コストも100mで4000円以上するラインなのでなかなか初めはビビると思いますが、ルアーを無くしたり、千載一遇のチャンスでトラブルを起こさないようにするって考えると1ヶ月1000円くらいですからコスパもいいと思います。(週末だけ使うとかもっと釣行回数が少ない人なら1年くらいは間違いなく使えると思います)
迷ったらオッズポート、ぜひ使ってみてください。
(といいながらもおやおや…?)
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