あくまで「PEで使用する際のショックリーダー」の話。
結論はナイロン一択でいいと思います。(一部例外を除く)
ナイロン・フロロそれぞれの特性
ナイロン | フロロ | |
総合特性 | しなやかで柔軟性が高い。 伸縮性も高く急激なショックを吸収する 乾燥時においてはフロロよりも引っ張り強度が高い | 耐摩耗性に優れており、傷つきにくく、 耐久性に優れる。沈下速度はナイロンよりも高い 伸び率が低いため感度が高い。強さではややナイロンに劣る。 |
柔軟性 | 柔らかい | 硬い |
耐摩耗性 | 傷が付きやすい。水を吸うと強度が落ちる | 傷付きにくい。水を吸わない。 |
結束 | 直線引張り強力の約85% | 直線引張り強力の約70% |
沈降速度 | 1.14(ゆっくり沈む) | 1.78(ナイロンよりは早く沈む) |
屈折率 | 1.58 | 1.42 |
ナイロンの強度、フロロの強度って実際はどっちもどっちなんですよね。特にリーダーって異常があったら結び直すし、半日も投げたら異常が見られなくても結び直すべきです。
とすると、特殊なシチュエーションを除けば、実質の強度や耐久性での差はないと考えても良いのではないかと思います。
ナイロンラインが向いている局面
- S字系などデッドスローで水中に漂わせたい
- ビッグペンシルなどトップウォータールアーを使う
- ショートリーダー(60cm未満)で使いたい時
比重の違いでナイロンとフロロそれぞれにおいてルアーのアクションの出しやすさは違います。
3点目はしなやかで柔らかく、伸縮性が高い特性で本来の意味でのショックリーダーとして使う感じです。
また、比重が1.14で水に近い比重で漂わせたいときに使います。
ナイロン直結における課題点として指摘される「伸びからくるだるさ・感度の鈍さ」がありますが、PEをメインラインに使っている時点でこれの課題は実釣面で感じたことはないです。
フロロラインが向いている局面
- 水中でラインを立てたい、ボトムを釣っていく
- PEでは根ズレなどラインブレイクの可能性がある際のロングリーダー
ざっくり水面〜ミドルレンジまでを釣っていくならナイロンの方がよく、水深のあるレンジにラインを刺していって釣りたい場合はフロロの方が良いというような考え方でいいと思います。
とっちかしか選ばないっていうのは違うし、どんな使い方をしたいのかに合わせて自由にラインは選ぶべきだとも思っています。
結局ナイロン・フロロどっちなんよ?
ビッグベイトはメンタルゲームだ!
ビッグベイトで釣果を出していくコツ。それは「釣れるまで投げること」ですw
冗談のようで本気で言っています。シーズンを重ねて日々フィールドに立っていると、効果的な局面や、逆にビッグベイトを投げたことによって時合が終わってしまった…。などもたしかにあります。
数投でやめてしまわずに一日やり通していく中で得られていく経験値。続けるためにタックルに極力トラブルをゼロに近づけるのがコツです。
重量が通常シーバスルアーの2倍〜10倍以上。タックル全体で掛かる負荷はそのシステムの一番弱いところに出ます。だいたいリーダーとノットです。
ルアーが飛んでいった、切れてしまった。。。もうメンタルがズタボロでそのあと釣りがグダグダになります。数万円もするルアーをロストしたら…。想像するだけにもキン◯マの裏がヒュッっとしますね。
ナイロンラインの伸縮性は、バックラッシュなどのキャストミスやフッキング時など突発的な負荷がかかったときにもトラブルを引き起こしにくい実感があります。
ビッグベイトはナイロンを選んでおこう!
95%はナイロンで通年通していますが、いまのところトラブルはほぼゼロ。不便さや課題を感じることはありません。むしろナイロンラインで良かった!!と思うことすらあります。
個人的な利用方法においてはナイロンラインの方がルアーのアクションの操作性も高い実感を持っています。
おすすめのナイロンリーダー
VARIVAS オーシャンレコード 一択!
私のオススメはVARIVASのオーシャンレコードです。もともとはキハダマグロ用に100lbと120lbを購入して、ノットの締まりやすさと、船の上での劣化の少なさに感動して以来、ビッグベイトにも導入しています。
オーシャンレコードの良いところ
- ポンド数に対して細い(同合数比でワンランク上の引張強度)
- ノットの組みやすさと締まりやすさ
- 適度なハリと硬さ(しなやかだが、硬い。二重構造からくるもの?)
- ラインカラーがパープル(見えにくいらしい。ナイロンの屈折比率の弱点補強?)
マグロで使っても、蠣瀬に擦られても切れない。高切れも一回もなし。圧倒的信頼感です。
私はこんな感じで使ってます
メインラインとリーダーの組み合わせ
メインライン号数 | リーダーlb |
3〜4号 | 40〜50lb |
5〜6号 | 50〜60lb |
8号 | 80〜100lb |
メインルアーとして扱うルアーウェイトに合わせて選択しています。
リーダーの長さと結束
リーダーの長さは矢引60cm前後をベースに、アクションメインの場合は30cmくらいまで。
結束はFGノットです。
太糸の時だけ、リーダーの焼きコブを作って、最後2回ほどハーフヒッチで隙間を埋めます。
本線とあまり糸を5回ハーフヒッチしてノット全体のガイド抜けを良くしています。
キャスト時はアウトリーダー(結束点をガイドの外に出す)です。
ほんとビッグベイトはメンタルゲーム。トラブルがないタックルで釣れるまで投げ倒しましょう!
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